宇和海では、リアス式海岸による深い入江が海面を穏やかに保ち、真珠養殖に最適な自然環境が整えられています。宇和島では主にアコヤ真珠が養殖されており、日本の代表的な真珠（和珠）として世界的な人気を集めています。

中でも白やクリーム色のアコヤ真珠は特有の美しい輝きと上品な光沢が魅力で、高品質な真珠がたくさん産出されています。

年明けの１月に素材を仕入れ、汚れやしみを落として色を均一にする加工を行い、そして一粒一粒色が合うように揃えてネックレスに仕上げます。これにより、中間コストの削減と他の小売店よりも先に良い素材を吟味することが出来るのです。

冬は宇和島の海より水温が２～３度高い土佐清水の海で核入れ作業を行い、通常より早い核入れが行える分、真珠層を形成する時間を長くとります。春にはプランクトンの豊富な宇和島の「津島」エリアにて貝を育て、夏には水温の低い北の佐田岬半島へと場所を移し貝の夏バテ防止に努め、夏を越したら再び津島に戻して1月頃に真珠を取り出すといった、非常に手間のかかる養殖方法で高品質な真珠を届けてくれます。

最高品質クラスと同じロットの素材ですが、小キズなどで僅かに最高品質の基準を下回ったお品物です。

大粒の8.5mm～9.00mmサイズなので将来的にも寂しく感じることなく、末永くご愛用いただけます。

「最高品質」の称号に僅かに届かなかったとはいえ、真円性、きめ細やかな表面、厚みのある真珠層が生み出す光沢は非常に美しく、高品質の名にふさわしい品質です。

8.5mm～9.00mmサイズは、華やかさと上品さのバランスが良い大きさであることから、ヤマトヤで最も多く展示しています。

ヤマトヤ一押し“最高品質クラス”「匠パール」。

7.0mm～7.50mm、7.50mm～8.00mmと需要の高いサイズをご用意しておりますので、身に着ける方のバランスに合った大きさをお選びいただけます。

真珠層の巻き厚は最低0.40mm以上あり、より厚い品物では1.00mmと頼もしい耐久性を備えており、母から娘へと世代を超えてご愛用いただけます。

真珠層はただ厚いだけでなく、極薄の真珠層がムラなく数百数千層に重なることで、耐久性と美しい光沢が生まれます。ヤマトヤの匠パールには「真珠化学研究所」の鑑別書が付属し、テリ（輝き）の項目においては、全品最高評価の「最強」に位置しております。

主に大粒の8.5mm～9.00mmサイズを中心に展開。

ヤマトヤが毎年仕入れる何千珠もの真珠の中から、“一番はじめに特に美しい真珠のみ”を選び出して御作りした特別厳選珠使用のネックレスです。　

ヤマトヤが仕入れる真珠は、生産者さんとヤマトヤの厳しい選別を経た良質な真珠ですが、品質には一珠ごとに個体差が生じるため、珠数が最も豊富な“一番はじめ”につくる特別厳選品が「匠」の中で最も良い品物となります。

年間通して数本程度しか御作りすることができない特選品は、ヤマトヤが特に自信をもってお勧めする逸品となります。

テリは輝きの強さを表し、最も重要視する要素です。テリの良い真珠は離れて見ても「あの真珠は綺麗だ」と見て分かるからです。覗き込んだ際、自分の姿が映り込むようなものがおススメです。

巻きは真珠層の厚を表現し、巻きが厚いと経年劣化も遅くなり真珠特有の深遠な色やテリを生み出してくれます。

色は貝の育つ環境や個体によって様々です。アコヤ真珠はホワイト系が一般的で、特に上質なアコヤ真珠では雪のように白く澄んだ色身と、輝く虹色の干渉色を楽しむことが出来ます。真珠らしいホワイト系、桜のようなピンク系など、お好みの色でお選びください。

形は大きくラウンド系（真円）バロック系（ゆがみ）の２種類にわかれます。真円に近い形は全方向にムラ無く輝きを放つことからも評価が高く、フォーマルな使用目的であればラウンド系、中でも真円に近いものがおススメです。

大きさは様々ですが、基本的に真珠層の巻き厚があり大きい方が希少価値が高く評価されます。一般的にアコヤ真珠では3mm～10mm程のサイズが養殖され、宝飾品では7.00mm～9.00mm程がポピュラーなサイズにあたります。

小ぶりなアコヤ貝で大珠真珠をつくるということは、それだけ貝の負担も大きく養殖途中で力尽きてしまうなど生産者側にとってもリスクが高いことから、アコヤ真珠における9.0mm以上のサイズは極めて希少なサイズにあたります。大きさを楽しみたい方は、ボリュームが魅力の“南洋珠”がおススメです。

フルセット
ヤマトヤでは真珠を使用した指輪やピアス＆イヤリングをご用意しております。

すでにパールネックレスなどをお持ちであれば、色を合わせたリングやピアスなどのアイテムを追加してパールセットを完成させるのはいかがでしょうか？

また、長さのあるネックレスであれば余っている珠を抜き出し、リングやイヤリングへ加工することも可能です。

クロチョウ（黒蝶）真珠とは、タヒチ島など海水温の高い地域で“クロチョウ貝”という二枚貝を使って養殖された真珠を表します。主な色はブラック系、グレー系、グリーン系が多く、深みのある輝きが魅力的な南洋真珠です。

アコヤ貝より大きな真珠をつくることができ、8.00mm～16.00mm程の真珠が養殖されます。

クロチョウ真珠は食事会やパーティーなど、お祝いの席でも身に着けることのできる汎用性の高い真珠なので、御葬式などの“悲しみの席”のみで使用するものではありません。

マルチパールとは
マルチパールとは、主に南洋珠で構成されるオシャレ要素の強い真珠ネックレスです。

大きさは統一しつつ、様々なカラーのパールをランダムまたは交互に組むことで、より気軽にカジュアルな使い方ができるパールジュエリーです。真珠のネックレスと聞くと、式典など正装を求められる場面を想像しがちですが、季節や洋服を問わず、ちょっとしたお出かけからご旅行まで幅広く使えることがマルチパールの魅力です。