コンタクトレンズデビュー前に知っておきたい
デビュー後の4つの注意点

憧れのコンタクトレンズデビューをするときは、ウキウキする反面、少し不安な気持ちもありますよね。現在は面倒なお手入れが必要ないワンデータイプの使い捨てコンタクトレンズが多く発売されており、目のトラブルは起こりにくくなっています。
それでも、やはり最初は気を付けるべき点があるのが事実ですし、正しい取り扱いができていないと目にトラブルを引き起こしてしまうこともあります。
本日は、これからコンタクトデビューをする方に知っておいてもらいたい4つの注意点をご紹介します。正しい知識を身につけて、安心・安全なコンタクトレンズデビューを迎えましょう!

【1】最初は慣れるのに時間がかかります。

コンタクトレンズは薄い素材であるとはいえ、最初はどうしても目に違和感が起こります。やわらかなソフトレンズのほうがハードレンズに比べて早く慣れることができますが、それでも1週間程度は慣れるための時間がかかる方が多いです。レンズの種類については、度数や目の状態などによりおすすめのものが違うため、眼科や販売店に相談しつつ、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

【2】慣れるまでは、装用時間を徐々に伸ばしましょう。着けたまま寝るのはNG!


コンタクトレンズは初日から長時間使うことはできません。慣れるまでのスケジュールには個人差があるので、眼科医や販売店の指示に従って少しずつ慣れるようにしてください。ほとんどの方は6日目から起きている間中、装用が可能になります。
なお、就寝の際は必ずレンズをはずしてください。コンタクトレンズを着けたまま寝てしまうと、目が酸素不足になって充血したり、コンタクトレンズがまぶたの裏に入って出しにくくなったりしてしまいます。

【3】正しい取り扱い方法で、角膜の健康に気を配りましょう


ある調査では、10代、20代の角膜感染症患者の90%がコンタクトレンズ装用者という結果が出ています。角膜感染症の原因は、身近にいる雑菌。目に雑菌を持ち込ませないためにも、丁寧なレンズケアを心がけましょう。
 
具体的には、
・ワンデーの使い捨てコンタクトレンズは再利用をしないこと
・ワンデータイプ以外のレンズは、定められた洗浄方法を守り、汚れが落ちない場合は新しいレンズに交換すること
・目に違和感があるときや充血しているときはコンタクトを使用しないこと
といったことが挙げられます。

【4】慣れたあとも、定期的に度数を見直そう


一度コンタクトレンズに慣れてしまえば、多くの方は同じ種類・同じ度数のレンズを使い続けます。ですが、視力は少しずつ変わっていく可能性もあるので、定期的に度数を見直すことをおすすめしています。

例えば、コンタクトレンズを使っていると起こりやすい症状に「疲れ目」があります。実はその原因は、目の使い過ぎだけではなく、近視が進んで、遠くのものを見る時に目の筋力を頻繁に使うようになったことが原因の可能性もあります。少しでもモノが見えづらいと感じたら、早めに眼科や販売店に相談しましょう。